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運命の誘惑

第5章 謎

当然、高校入っても私と恭の事を知ってる人なんて居なくて。



今まで誰1人と何も言ってこなかったし、何も聞かれなかった。






‥なのに…なんで今更…‥!!






あの当時の事を思い出し激しい動悸に襲われる。



‥どうしよう‥‥

また、あんな目に合ったら‥‥



“悲劇のヒロイン”



この言葉って‥まさか‥‥



あの当時、散々この言葉を浴びせられた。


‥やっぱり。

あの中学の居た誰かに聞いたんだろうか‥。




そう考えてると、毎日罵声が飛んで来てた事や暴力。

心無い言葉を毎日浴びせられた事が1つ1つ浮かんで来て

その都度、胸の動悸は激しくなり呼吸も苦しくなって、立ってるのも苦るしくなりその場に蹲る。



するとその時、背後から




「おい?!」




声がした。




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