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運命の誘惑

第32章 闇×真実=・・   *汐生side* ③

「恭は母さんが恨むより‥母さんには笑ってて欲しいと思ってると思うよ?


俺も母さんには前みたいに笑ってて欲しい。」




「汐生‥‥」



「母さん、俺が傍に居てやるから。

だから俺と一緒に1歩前に歩き出そう?

恭の為にも、1歩歩き始めよう?」




「・・‥~~っ、


恭‥‥‥‥・」




恭の遺影を眺めながら話を俺の話を聞いてた母さんは話終えると突っ伏せて声を上げて泣いた。


その姿は何か‥


今までの自分に終止符を打つような感じにも取れる涙で。


泣いてる母さんの背中を摩りながらも俺の心は凄く穏やかだった。






‥恭‥ちゃんと見てる?




母さんは‥もう大丈夫だよ‥








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