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運命の誘惑

第35章 ti sto per sempre vicino

「寺島?」


「な‥何?」



岡田が私の前に周り込んで私の顔を覗き込む。


上目で見る岡田の視線が何だか少しだけ色っぽく見えて思わずドキンと胸が跳ねる。




「ホントに大丈夫なの?」


「え?」


「いや‥ほら‥‥、

500メートル走‥‥」


「あぁ、実行委員で決めたやつの事?」





‥昨日の実行委員会で。



私も元ちゃん達に負けないように自分なりの【大役】を決めた。




自分自身の意志で決めたんだ。








『500メートルの代表選手、私にやらせてほしい』







って。







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