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運命の誘惑

第35章 ti sto per sempre vicino

「知らなかったっしょ、その癖あんの」



‥・全然知らなかった。

誰もそんな事教えてくれなかったし言われた事もなかったし‥。

ちょっと言われてビックリだし‥。



少し驚愕してる私に岡田はクスッと笑って



「走る事、実は少しまだ不安なんだろ?」



私の頭に軽く右手を乗せて優しい顔で私の顔を覗き込む。






―――――ドキッ






‥‥ズバリ、図星。


走ると決めたのは私。

岡田が居てくれるから大丈夫だと思ってるんだけど心の奥底ではまだ少しザワザワ不安な心があって。

それを気付かないようにしてたのに‥‥




「な‥何で?」




何で岡田は気付いたんだろ‥







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