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だけど。



そんな岡田のお陰で少し気持ちが楽になった気がする。


久々に走るのもあって身構えてた自分もちょっと心が軽くなったし。



気持ちが楽になって軽くなった代わりに心の中は凄く温かい空気が流れ込み、


岡田が一生懸命書いて縫ってくれたハチマキを巻いてる額の部分がジーンと暖かくなる。





「ありがとう。」




ちょっと、照れながら岡田にペコッとお礼。




「お礼は５００メートル１位で宜しく♪」


「当たり前っ！」


「じゃぁ寺島のハチマキちょうだい？」


「うん、いいよ！」


「おっしゃ！これで俺も応援団長頑張れるわっ！！」




２人で顔見合わせてフフッと笑って




「ヨシ！行こうかっ！」
「うんっ！」





みんなが集まり始めたグランドへ向った。