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運命の誘惑

第35章 ti sto per sempre vicino

「だ~か~ら~‥‥」



って言いながら岡田はそのハチマキを私の頭に巻いて、キュッと結び、

コツンと軽く私のおでこにあるハチマキを指で突いて、




「“俺”も一緒に寺島とココで走るから。


だから不安ならずしっかり走りな?」



「岡田‥‥・」





「寺島は何も不安ならなくて大丈夫だから。俺が居るから!」




そう言って岡田は再び私の頭をポンポンとして首を傾げふわりと笑った。




‥岡田は本当に本当に宇宙人なんじゃないかって思う。


いつも私自身だって気付いてない事も岡田は気付いてて、

私自身の事を私より先に考えて行動する。

今だってそう。


私の事を私より理解してるって‥‥




「やっぱり宇宙人!!」


「は?!」









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