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運命の誘惑

第36章 勇気の一歩

体育祭そのものがそもそも学生にとっては“お祭り”の一種。


だからこそ、お祭りにはお祭り男が良く似合う。



岡田と元ちゃんが中心になって曲に合わせながら、



「あいつらいつ練習してたんだろ‥」

「さぁ‥‥」



私と好美が不思議に思うくらい息ピッタリなダンスを応援団は繰り広げてた。



‥てか。



応援‥てよりは、ただのダンスパフォーマンスだった気がするけど。


岡田と元ちゃんは2人とも背が高くてあの性格だからファンが多くて。

あの2人が出てくるたびにグランドの音楽を無にしてしまうほどの男女問わず声援‥



いや‥



中には悲鳴に似たような声も飛び交った。





「汐生と元ちゃん‥こういうお祭り騒ぎって天性の持ち主なんだろうね‥」


「ホントだね‥・・」




私と好美はそんな2人を見ながら思わず苦笑した。




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