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運命の誘惑

第36章 勇気の一歩

終始笑顔溢れる体育祭もそろそろ終盤。



≪選手代表500メートル走出られる方は入場門へお集まり下さい≫





あ…‥。




自分の競技の招集が放送されてトクンと心が跳ねる。




「愛結、ホントに大丈夫‥?」



「好美…、うん、大丈夫!」



「ホントに‥・?



じゃぁ、私はゴールで愛結を迎えるから!!」



「ありがとうー!」



「愛結ぅー!頑張れよー!!」




好美の声を背中で聞きながら後ろ手に振って入場門へと向かう。






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