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運命の誘惑

第36章 勇気の一歩

「位置について‥・」



ゴールのテープ向こうには岡田と元ちゃん・好美の姿があって、

3人は何だかいつものようにジャレあってる風だけど、そんな3人の姿が更に私の心を落ち着かせてくれた。




“俺も一緒に走るから”




真っ直ぐゴールを見つめ久々のクラウチングポーズ。



この瞬間、周りの声援や音楽は一気に消え何も耳には届かなくなった。


聴こえてくるのは自分の鼓動、

そして



「よーい‥‥」



の声、のみ。








‥大丈夫。走れる!大丈夫!











パンッ!!








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