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運命の誘惑

第36章 勇気の一歩

「あ…‥‥‥!!」


好美達とジャレてたらあっと言う間に次の走者はラスト。



寺島の番。



癖の無い真っ直ぐなストレートの髪をポニーテールに束ね、スラッと細い手脚をブラブラさせながらスタート位置に立つ寺島の姿を見て、




あの日。




中学の時、初めてみた寺島を想い出す。




あの日もこのくらいの距離で寺島を見てたんだよなぁ‥。

髪がストレートで綺麗で。

スラッと細い手脚をブラブラさせながらスタート位置で軽く柔軟してた彼女。






あの時と変わらない彼女の姿に思わず笑みが零れる。






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