運命の誘惑
第5章 謎
「はぁぁああ!??」
今度は私が大声を張り上げる。
クラス中のみんなが一斉に私の方を振り返って視線の攻撃を食らう。
私は元ちゃんの服の裾を引っ張り取り敢えず誰も居ない渡り廊下まで連れて行く。
「愛結‥ここで俺をボコる気‥?」
完全気迫負けして耳も尻尾も垂れ下がった犬のように上目で私を見る元ちゃん。
私は仁王立ちで胸の前で腕を組んで元ちゃんを見据える。
「どういう事ですか!!!」
一言、ぴしゃりと言い放つ。
すると元ちゃんは一瞬肩をビクンと震わせ小さくなりつつも
「汐生が“寺島さんは?”って聞くから‥愛結は屋上でーって話してて。話ながらやっぱりアイツの声が恭に似てるからさー。
やっぱ似てるわー!て話したら‥‥あのぉ・‥その‥‥」
「話してしまったと?」
「そう‥なっちゃいますね?」
このバカちんっ!!!!
今度は私が大声を張り上げる。
クラス中のみんなが一斉に私の方を振り返って視線の攻撃を食らう。
私は元ちゃんの服の裾を引っ張り取り敢えず誰も居ない渡り廊下まで連れて行く。
「愛結‥ここで俺をボコる気‥?」
完全気迫負けして耳も尻尾も垂れ下がった犬のように上目で私を見る元ちゃん。
私は仁王立ちで胸の前で腕を組んで元ちゃんを見据える。
「どういう事ですか!!!」
一言、ぴしゃりと言い放つ。
すると元ちゃんは一瞬肩をビクンと震わせ小さくなりつつも
「汐生が“寺島さんは?”って聞くから‥愛結は屋上でーって話してて。話ながらやっぱりアイツの声が恭に似てるからさー。
やっぱ似てるわー!て話したら‥‥あのぉ・‥その‥‥」
「話してしまったと?」
「そう‥なっちゃいますね?」
このバカちんっ!!!!