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≪あの日、愛結を怒らせたのは俺。

だから愛結は何も悪くない。

だから、もう愛結は俺の事で何１つ苦しんだり哀しんだり謝る事はないんだよ？≫




恭の声はあの当時と変わらずとても優しい声。


語尾にクエスチョンマークを付ける時は必ず首を傾げてた恭。



‥恭と同じ温もりを今感じてるからかな‥



それとも‥そう思いたい私の錯覚かもしれないけど‥




「恭…怒ってないの…？」





首を傾げて優しく笑う恭が見えた。





≪愛結、俺の方が謝らなきゃいけない事が１つだけあるんだ。≫




「え‥？」





恭が私に謝らなきゃいけない事‥‥・？