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「良かったな！」


不意に岡田の声がして。

岡田の方に視線を向けると、優しく微笑した岡田が



「恭から最高の“結婚祝い”もらったな！」



そう言って私の左手を掴んだ。



「恭には俺が一生かけて、“結婚祝い返し”するよ」


「……え？」


「俺が“愛結”を一生かけて全力で幸せにする。


それが恭への“祝い返し”」



言い終えると岡田はフッと笑って

私の薬指にそっと指輪を嵌めて恭のお墓に向けて一言。


「倖せにするからな。絶対」


…多分。

岡田にしか見えてない【恭】がそこに居たんだと思う。



岡田…

恭……




ありがとう……・。







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