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運命の誘惑

第6章 突然のカミングアウト

「さっき元から聞いた。その‥‥」



岡田の言いにくそうな顔を見て、“その‥”の続きが想像出来る



「中学時代の事でしょ?元ちゃんが全部話してくれたから知ってる。」


「ホントごめん」



もう1度、ペコっと深々頭を下げて謝る岡田。




‥‥‥いやいや。



それにしても言い方があるだろ。



そう言ってやりたかったけど、目の前でペコペコ謝られると調子狂う。




「もういいよ」



溜息混じりの言葉を岡田に向けた。




「へ?」



「だから、もういいから顔上げなよ」












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