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運命の誘惑

第41章 番外編

私はそっと、大切な“温もり”が伝う恭のお墓に触れて。



反対側の左手で今度はそっと私のもう1つの大切な“温もり”。



岡田の右手をそっと握る。



岡田はフッと笑って。

お互いの指を滑らせてギュッと私の手を握った。



私の大切な温もりを両手に感じながら空を仰ぐと




そこには




澄んだ冬空に人々を暖めるかの如く今日も元気良く世界を照らす光が優しく、そして堂々と輝く。








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