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運命の誘惑

第6章 突然のカミングアウト

「メンソールだけど、いい?」


「俺も吸うのメンソールだから問題無し」



ふーん‥‥。


私は煙草1本とライターを岡田の手に乗せてあげた。



「サンキュー!」



岡田はニカッと笑って煙草に火を点け空に向け白い煙を吐き出して




「なぁ」









「まだ、忘れらんないの?」




クルッと振り向いて私の顔を覗き込むように見て質問を投げ掛けて





「‥え?」




「いや‥。


まだ死んだ彼氏の事、忘れらんねーのかなーと思って?」





優しい眼差しを向け首を傾げた。









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