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男子 × __

第6章 怖いけど怖くない

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―…っん…?





-ジャラ-



不愉快な金属の不協和音。





…ぇ…なにがあったの…?







柚鈴『…あ、起きたんだね…?』





ビクッ





楓『ゆ、柚鈴…』








大好きな彼が今は恐怖の対象







柚鈴『そんなに怯えないで…? 』






楓『足枷…取っ、て…!!』






こんなものあったら自由も効かない。






柚鈴『アイシテルからこそやってるの』








あ…と言いシチューを持ってくる柚鈴。




楓『…?』



柚鈴『作ったんだ、食べる?』





ふるふると首を横に振る





柚鈴『どうして? 毒なんて入ってないよ?』






楓『食べたく…ない…。』








柚鈴『…はぁ…首上げて。




いきなり低い声で言われる。





上を向くと―…






楓『んっ…?! はっ…ん…ぁ…』






無理矢理開けられた口にドロリとした物が入ってくる。







柚鈴『っんぅ…ふぅ…美味し?』





楓『ん』













初キスがこんなことになるなんてーーーー…

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