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男子 × __

第6章 怖いけど怖くない

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………





柚鈴『これなら食べれるかな?』




微笑みながら私に駆け寄ってくる柚鈴






柚鈴『スープなんだよ!! これなら…食べれる?』






柚鈴の私を想ってくれてる言葉が嬉しくて"うん"と言ってしまった。









柚鈴に寄ろうと移動しようとすると―…




-ジャラ-






はっと自分の置かれている状況を突きつけられて身が強ばる…と、






恐ろしいほど笑顔を浮かべていた柚鈴が無表情になりーー…







冷たく冷たく





柚鈴『慣れて』







楓『…ぇ… 』






柚鈴『本当はこんなのしたくないんだけどねー、足枷しなきゃ…楓…逃げるでしょ』




楓『逃げな…『嘘』…っ…』








"だから、慣れて?"






彼の声はどこまでもどこまでもまっすぐで言葉はどこまでも

















歪んでいた

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