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厨二病男子の痛い話。

第9章 ホモに告白された話


初めてホモに告られたのは中2の野外活動。


幼馴染みの颯太。


無駄に誰にでもべたべたするようなクソうざいお馴染みだが、いつも無駄にニコニコしてて憎めない奴でした。


僕は夜中全然寝れなくて、消灯時間を過ぎてから、起き上がってトイレに行こうとしました。


「んっ?野良犬?」


「?…颯太?」


「どこ行くんだよー」


「しーっ!静かに。トイレ行くだけ」


「俺も行く」


「ツレションかよwwwじゃあ早くベッドから降りてこい」


そしてトイレにて。


「寝れなかったんだよなー」


「野良犬も?俺もずっと起きてた」


「トイレ、しなくていいの?」


「いいよ、野良犬が行くって言ったからついてきただけ」


「ふーん…」


用を足してる時に、奴は下半身を見に近くまで来た


「えっwwwいや、やめろwww」


「いいじゃんww」


「よくねーよお前はホモかwww」


いやマジで、本気で、
冗談で言ったつもりだった。


だが返ってきた言葉は




「ホモだよ」






「え?ww何いってんだよ大丈夫かww」


「いや、ホモっていうか、男好きになったのは初めてだからわかんない」


「え」


「付き合ってくれない?」


「えw付き合うってwww」


笑ってごまかしたけどかなり動揺。


しばらく沈黙が続いた。



「…………。や、あの、友達としか見てなかったし、あの、分からないっていうか、あの、友達のままがいいってか、その、」


「うん」


「いや、だからさ、うん、や、あの、ごめ」


やたらと「あの」とか「いや」とかが多くてテンパってたのはよく覚えてた。



ちなみにそいつとは未だに連絡取り合ってます。


そのあともべたべたしてきたけど、まぁいつも通りでしたね。

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