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従わない奴隷

第7章 30代、レイコ


寂しいんだと思った



旦那には
なかなか会えず



周囲のヤツらは
レイコに頭を下げることしか
知らなくて



金が腐るほどあっても



寂しいんだな





さみしくて

時間を潰すために

欲しくもないものを

買い物して





それでも

気が紛れないから

俺みたいに

天の邪鬼な奴隷を雇って

反発されたり

文句言われたり


わざと

嫌がることを言って

言い合ったり・・




そんなことを


レイコは

したかったんじゃねーかな






と思った







まるで






子供だ

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