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従わない奴隷

第10章 20代、ミキ


こんないい女が

男に飢えてる訳がない



俺は

ちょっと

嫌な予感がしていた





そう




今日も

ヤレね~んじゃ・・・・





コーヒーが運ばれ
熱くて
苦味をまだ感じない
コーヒーを
ひと口飲んでから


なんで
俺を雇ったのか
とりあえず
聞いてみることにした




「なぁ、ミキ」



「なに?」



自分が
綺麗に見える角度が
分かっているのか
最高の目線で
ミキは俺を見つめた



「なんで
俺を選んだか
教えてくんね~か?」



「クスッ・・しりたい?」




「あぁ」




「ここで
キスしてくれたら
教えてあげる」




え?




「あたしじゃ・・・いや?」




てか
してもいいのかよ~~~




俺は
その質問に答えないまま
柔らかな髪の中に
手をうずめて
ミキの首に手を回し


ゆっくりと
ミキを
引き寄せた


さっきまで
優しい笑顔だったミキは
色気のある顔をして
俺を見つめた


やべぇ・・・


すげぇいい女・・・




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