従わない奴隷
第10章 20代、ミキ
これは・・・
久しぶりに
ヤレちゃうんじゃ
ね~の~~~?!
ちょっと
熟れたミキの瞳から
目をはなして
ミキの唇を見る
さらに
ミキを引きよせ
俺の顔の角度を
ミキに合わせる
あっ・・・
俺は
一瞬
トンネルの中を
思いだした
レイコに
キスしなかった
自分を
急に思い出したんだ
しなくて
よかったと
なんだか思っていた
自分を
今
ミキにキスをしたら
やってしまったと
思うんだろうか
そんな馬鹿な
セックスするつもりの
俺が
たかがキスで
後悔するとか
おかしくね~か?
人間とは
不思議な生き物で
俺は
天才でもなければ
秀才でもない
普通の人間だ
でも、数秒の間に
人間は
色んな事を思い出し
色んな事を考える
わずか
数秒
俺はまた
ユウリの唇を
思い出していた
でも
しない訳には
いかない
そんな雰囲気
どうすんだ?
俺