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従わない奴隷

第10章 20代、ミキ

「ユウリちゃんに
最近、会ってないの?」



「・・・」



「今日は何?
行けないって
連絡があったの?」



「まぁな」



「理由は?」



「用があるって」



「それだけ?」



「あぁ」



「それだけで
あんた
もう来ないかもしれないとか
言ってんの?」




「・・・・」




「なんか、あんでしょ?
他に理由が」




「・・・・・」





「まぁいいわ

弟の女のアレコレ
聞くのも
変な話だし

自由にすればいいけどさ」





「・・女なんかじゃ

・・・・ねぇ・・」





「ユウリちゃんは・・



いい子だと
思ってたんだけど?


あたし」





「・・・・・」





「あの子みたいじゃなくて」






「っるさいっ!」





「はいはい

わかりました

もう言わないわ



でも

ユウリちゃんの
連絡先
教えてちょうだい?


そのくらい
いいわよね?」





俺は姉貴に
ユウリの連絡先を
教えて

さっさと
店を後にした



なんか
むしゃくしゃして

なんか
飲みたくて

なんか
酔いたくて

なんか
ヤリたくて

なんか











寂しかった

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