従わない奴隷
第11章 俺とバイトとユウリ
言いたいことは
山ほどあった
聞きたいことも
山ほどあった
いつもなら
考えるより先に
言葉が出る俺なのに
ユウリの前で
全く
言葉が出てこなかった
避けられてる俺に
それを聞く資格なんて
無いと思ったのかもしれない
それを聞くのが
怖かったのかもしれない
そっと
ユウリの手をみると
服が
シワになってしまうほど
シャツの裾を
握りしめていて
なんだか
急に
そんなユウリを
抱きしめたくなって
ぎゅって
握った手を
優しく
ほどいてやりたくて
でも
俺は運転していて…
それに
もうすぐ
姉貴の店で
でも何か
言ってやりたくて
言っちゃったんだ
俺
「よかったな」
って・・・・・
山ほどあった
聞きたいことも
山ほどあった
いつもなら
考えるより先に
言葉が出る俺なのに
ユウリの前で
全く
言葉が出てこなかった
避けられてる俺に
それを聞く資格なんて
無いと思ったのかもしれない
それを聞くのが
怖かったのかもしれない
そっと
ユウリの手をみると
服が
シワになってしまうほど
シャツの裾を
握りしめていて
なんだか
急に
そんなユウリを
抱きしめたくなって
ぎゅって
握った手を
優しく
ほどいてやりたくて
でも
俺は運転していて…
それに
もうすぐ
姉貴の店で
でも何か
言ってやりたくて
言っちゃったんだ
俺
「よかったな」
って・・・・・