従わない奴隷
第13章 俺の心とユウリの心
「さ、話は終わりね?」
「あ、あぁ」
「泊まってく?」
「い、いや
帰るよ」
「ふ~~ん」
「なんだよ」
「お礼、してくれない?」
「お礼?」
「話、聞いてあげたじゃない
お礼、してよ」
「何すればいいんだよ」
「キスして」
「はぁ?」
「ほっぺとか
おでことかじゃないわよ?
最近旦那に会ってなくてさ
ご無沙汰なの
せめて
濡れるような
キス
してよ、ライキ」
「・・・・・」
背もたれに
もたれていたレイコが
後ろから
俺に抱きついてきた
いやらしく
俺の胸をまさぐり
だんだんと
顔を近づけてきた
「あたしに
恥、かかせないでね?
ライキ・・・」
レイコ・・