従わない奴隷
第14章 ユウリの恋人役
恋人役を
頼んだこと
眠れない自分に
付き合って
メールを
してもらっていること
まるで
せがんで
部屋に来てもらう
約束をしてもらったこと
レイコに会うまで
あんなに
見えなかったお前の本心が
おかしいくらいに
丸見えだよ
ユウリ
「俺は
従わない主義なんだ
俺は
俺の好きなように
してるだけだ
なにひとつ
迷惑なことなんてねぇ
お前は
俺の
言う通りに
してればいいんだ
わかったか?」
「はい」
お前の
「はい」を
メールなんかじゃなく
聞きたい
「眠くないか?」
「すこし・・
眠くなってきたかも」
「俺のメールが届くまで
目を閉じてろよ?」
「はい」
返信する間隔を
少しずつあけて
ユウリを
眠りに誘う
「寒くないか?」
「大丈夫」
「今日は、星が綺麗だったんだ」
「はい」
「今度一緒に見ような」
頼んだこと
眠れない自分に
付き合って
メールを
してもらっていること
まるで
せがんで
部屋に来てもらう
約束をしてもらったこと
レイコに会うまで
あんなに
見えなかったお前の本心が
おかしいくらいに
丸見えだよ
ユウリ
「俺は
従わない主義なんだ
俺は
俺の好きなように
してるだけだ
なにひとつ
迷惑なことなんてねぇ
お前は
俺の
言う通りに
してればいいんだ
わかったか?」
「はい」
お前の
「はい」を
メールなんかじゃなく
聞きたい
「眠くないか?」
「すこし・・
眠くなってきたかも」
「俺のメールが届くまで
目を閉じてろよ?」
「はい」
返信する間隔を
少しずつあけて
ユウリを
眠りに誘う
「寒くないか?」
「大丈夫」
「今日は、星が綺麗だったんだ」
「はい」
「今度一緒に見ような」