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従わない奴隷

第14章 ユウリの恋人役

ん・・・・




?・・




あぁ、そうか





俺、ユウリの部屋で


寝ちまったんだ・・





ふと
目が覚めて

いつもと違う景色に
戸惑った



まだ
眠い気持ちで
いっぱいだったけど


そばに
ユウリの気配を感じて
一気に目が覚めた




ユウリは

俺のすぐそばで


居眠りをしていた




まるで
俺の手を

抱きしめるように

床に座ったままで
ベットに
顔だけをうつ伏せて



スヤスヤと



眠っていた






そうか・・




俺が
ユウリの手を
握ったまま
眠って


その手を


はなせないまま




いや




はなしたくなくて








ここで
眠ってしまったんだろ?

ユウリ





いつでも

握ってやるのに





お願いされなくても


いつでも


つないでやるのに・・・














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