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従わない奴隷

第15章 俺と仕事

約束の日曜日


昨日の夜も
バイトで遅かったのに
アラームよりも
早く目が覚めて
携帯をチェックした



ユウリからの



おはようございます
ライキさん



ってメールが
届いていた



仕事には
行かねぇから

いってきますってのは
ねーんだな(笑)



そんなことを
考えながら
俺は
携帯を握ったまま
目を閉じた



ユウリは
もう起きて
化粧とかしてんのかな・・



なんて思いながら
ユウリの
スベスベの頬を
想った



何度か触れた
ユウリの
柔らかい頬


触れると
すぐにうつむくから
サラサラと
髪が俺の手の甲を
くすぐって・・・


気持ちいいんだ




あの髪の中に

優しく
手を入れて

ユウリを
少し



引きよせて




そして













あ~~~!!!




何考えてんだ


いくら
恋人役でも


役なんだからさ





やっぱ
ダメだろ~~










ダメ

だよなぁ









キス




なんてさ。






俺は
そんな想いを
かき消すように


デートなんかに
どきどきして
緊張してる気持ちを
誤魔化すように



ベットから

飛び起きてシャワーを

浴びた



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