テキストサイズ

従わない奴隷

第16章 ライキさん、ごめんなさい

「そんな…」



「分かってるわよ

そんなつもりじゃ
なかったって。



でも

そう思われてると
思うわよ?


ユウリちゃんには。



ニセモノの恋人を
お願いしたりして

ライキさんに
迷惑かけちゃった…って



今も

泣いてんじゃないかなぁ〜」





マジで?

それ
ほんとか?


レイコは
そこまで話すと
深くソファに座りなおした



確かに


レイコの言うことは
今日のユウリの行動全てに
合致していた


まるで


俺とはもう
会わないかもしれない…
とでも思っているかのように

俺に色々聞いてきたりしたし

おとなしいユウリが
行きたい場所を
指定したり

奥手なユウリが


まるで



キスをせがむような

言葉を発していた




もう


あきらめるから






思い出を

下さい








みたいな…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ