従わない奴隷
第17章 ユウリ、ごめんな
「ごめん…
ごめんな、ユウリ
ユウリ…ほんと
ごめん
こんなに・・させて・・」
その時
ふと
盲目のマサトを
思い出した
「舐めまくれ」
と言った俺の言葉に
見えない眼で
俺を真っ直ぐ
見ていた
マサトの目を
思い出した
必死に
必死になっちまうことなんて
恥ずかしくて
怖かった自分が
急に恥ずかしく思えて
たまらなくなった
「ライキ…さん…」
「全部話したら
ユウリが
いなくなると
思ったんだ
ユウリが
悲しんで
泣いてしまうんじゃないかって
思ったんだ
いや
自分が傷つきたく
なかっただけかも
しんねぇ
ただ
ユウリに
近づけなくなるのが
いやだっただけかも
しんねぇ…
逃げ回ってた
ずっとずっと
逃げ回ってたんだよ
俺
それで
結局
こんなになっちまうまで
ユウリを
泣かせたんだ
ごめん
ごめんな、ユウリ」
ごめんな、ユウリ
ユウリ…ほんと
ごめん
こんなに・・させて・・」
その時
ふと
盲目のマサトを
思い出した
「舐めまくれ」
と言った俺の言葉に
見えない眼で
俺を真っ直ぐ
見ていた
マサトの目を
思い出した
必死に
必死になっちまうことなんて
恥ずかしくて
怖かった自分が
急に恥ずかしく思えて
たまらなくなった
「ライキ…さん…」
「全部話したら
ユウリが
いなくなると
思ったんだ
ユウリが
悲しんで
泣いてしまうんじゃないかって
思ったんだ
いや
自分が傷つきたく
なかっただけかも
しんねぇ
ただ
ユウリに
近づけなくなるのが
いやだっただけかも
しんねぇ…
逃げ回ってた
ずっとずっと
逃げ回ってたんだよ
俺
それで
結局
こんなになっちまうまで
ユウリを
泣かせたんだ
ごめん
ごめんな、ユウリ」