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従わない奴隷

第17章 ユウリ、ごめんな

ゆっくりと


俺に背を向けた
ユウリの背中は



小さくて

寂しそうで




悲しそうな


そんな感じがした





その
小さな背中に

そっと近寄り




俺は


勝手に





ユウリを

抱きしめた








「嫌か?」




ううん
嫌じゃない

と、首をふるユウリ




「このまま…話…したい」




返事がないから

俺は
話を続けた




「ユウリが…

ユウリが俺と
付き合うつもりがないなら


話は…しない。


だから

いやなら



しないよ





残念だけど」














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