テキストサイズ

従わない奴隷

第17章 ユウリ、ごめんな

「うれしくて




うれしくて
泣いちゃって・・



ごめんなさい





でも
信じられなくて・・・。





ずっとずっと
ライキさんの・・



ライキさんの
恋人に



あこがれてました


だから・・・」






よかった・・

レイコの
言う通りだったんだ





「だから?」




ユウリの
俺の腕を握る
その手を


俺が握りかえした







「だから・・・



恋人に・・




なってもいいですか?」









「いいに
決まってるじゃないか



ありがとう
ユウリ




ユウリを


俺のユウリに

・・したかったんだ



言えなかったけど



ずっと」





キスしたかった




その言葉を
飲み込んで




ユウリの

乾かしたばかりの髪に
頬をよせると




バツイチのことも
奴隷のことも
忘れて



俺は




幸せな気分に

包まれた


ストーリーメニュー

TOPTOPへ