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従わない奴隷

第18章 ユウリと唇

「ユウリ…」




俺は



泣いていた



ユウリには
見せなかったけど



涙が


こみ上げて



止められなかった




また

俺は
ユウリを
強く抱きしめ


少しずつ


その

腕の力を




ゆるめた





わずかに

ユウリと俺に

距離がうまれ




ユウリの




唇が

視界に入る







「ユウリ…」






そっと

唇に

親指を触れた







「…はい…」









「俺なんかで


…いいか?」











「ライキさんが



…いいんです」


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