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従わない奴隷

第18章 ユウリと唇





テーブルの上が
綺麗になったころ

ユウリが

俺の元へ
やって来た



「あの…」



「ん?」



「着替え…」



「ん?俺?」




「い、いえ…わたし…」




ユウリは
パジャマを
ちょっとつまんで

着替えたいと
目で訴えた




「俺…トイレ……?」




「あ、いえ

あの……あっち……」




ユウリは
窓の方を指差し

あっち向いてて欲しい

って
ジェスチャーをした





「りょーかい(笑)」




窓の方に
カラダを向けて

ユウリに背中を向けてやると


ユウリは


「終わったら
声、かけます」


って
着替えはじめた


多分


急いで着替えてんだろーな

チラチラ
俺のこと
見てんだろーなって
思うと


おかしくなってきた



わざと
布団の音をさせたり




してみた(笑)




「ユウリぃ」



とか、意味もないのに
呼んでみた(笑)




「あ、は、はい」



(笑)




「あ、あとでいーや」



「あ、あとで、はい」



(笑)





俺の顔は

ニヤケっぱなしだ

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