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従わない奴隷

第22章 抱き合う 心

車に乗って
ドアを閉め

シートベルトをしめると

風呂から上がったばかりの
なんとも言えない
甘い香りが
車の中を支配した



俺を
一番誘惑する香りだ



「風呂、入ったのか?」



「・・あ・・はい」



なんか



意味深な
会話になってしまった。





「ごめんな

俺、煙草と酒の
臭いしてんだろ?」








「大丈夫ですよ

ライキさん
コーヒー飲みましたか?



コーヒーの
香りがして・・



落ち着きます」







「なら・・よかった


んじゃ

行くか」






そう言って
エンジンをかけ

俺は
ライトをつけた




でも







ユウリの甘い香りに





もっと

支配されたくて











たまらなくて・・

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