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従わない奴隷

第22章 抱き合う 心

部屋に着くと


「相変わらず
散らかってるけど

ごめんなぁ(苦笑)」




そう言って俺は
部屋に音楽を流し

少し
ボリュームをしぼった




「ユウリは
もう風呂いいだろ?」







「あ、はい

えっと・・

多分

もう・・・・大丈夫」





緊張すんなよ


俺まで



緊張しちまう






「んじゃ
俺、シャワーしてくっから


ひとりで


待てるか?」





って言うと

ユウリが
クスッっと笑った




「子供じゃ・・ないです」




ちょっと
抱きしめたくなったけど

ユウリが
汚れてしまいそうで




「もう・・・

着替えちまうのか?」




と、ユウリの
服にそっと触れた




その指を
ユウリは目で追って



首を横にふった





まだ

着替えないよ





って。







「急いで

入ってくるから」







「はい」



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