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従わない奴隷

第22章 抱き合う 心

ユウリは


俺の腕の中で





子供のように


スヤスヤと


眠っている




疲れたんだよな?





もう・・平気か?





痛かったろ?





痛いだけしかないはずの

セックスに




一言も

痛いと言わないで




「痛かったろ?

ごめんな・・」




と、抱きしめた俺に




「恥ずかしかったけど

うれしかった」



って・・・



俺の胸に

顔をうずめたよな







なんか俺



泣きそうになったよ







胸が熱くなって

お前に
キスしたくて

お前の顔が見たくて

なんども
顔をのぞきこもうとするのに




ユウリは

恥ずかしがって




なかなか

キス

させてくれなかったよな





お前の

素肌を

ずっと見てたかったのに




布団にくるまって

なかなか

見せては

もらえなかったよな






なんだか

お互い照れ合って



じゃれて

ベットの上で

ゴロゴロしていたら





俺の手が

スタンドにあたって



少し

部屋が暗くなった時




ライキさんの

うそつきっ




と言って

ほっぺを

ふくらましたりしたな






ユウリ












お前が

かわいくて

仕方ねぇよ






恋人なのに

子供みたいで



でも



時々



俺を慰めてくれる

お前が





大好きだよ









お前を

好きになってよかった





諦めなくて

よかった





ニセモノの愛は

もう

いらねぇ








ありがとな

ユウリ







愛してるよ




ユウリ










・・・完結・・・













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