テキストサイズ

従わない奴隷

第4章 ユウリ、再び

最近ユウリは
正座をしない


さすがにシビれるんだろうな
女の子座り?
みたいなのをして
座ってる


ワンルームだから
おんなじ部屋に
居るしかねぇから
ユウリは
いつも俺の斜め前に
座る




「なぁ、ユウリ

そういえば
あの先輩女たちから
合コン誘われてないか?」



「あ、はい。大丈夫です」



「そっかそっか
よかったな~~

俺が彼氏とか
信じてねぇかもだけどさ
とりあえず
合コンに誘えなくなったんだな」



「はい」



「・・・ん?

のわりには
元気ねぇじゃんか」




「・・・・」




「おめぇさ

いじめられてんの?」




「い、いえ、そんなんじゃ・・

ただ・・・・」




「なんだよ」




「他の人より・・・

たくさん
お仕事が回ってきます」




「ユウリ?」



「はい」



「それ、いじめじゃね?」



「え・・・

そ、そうなんでしょうか・・」




「そんな会社

辞めちまったら?」




「だめです!

やっと就職できた会社なんです
ちょっとくらい
嫌なことあっても

辞められません・・・」




「ふ~ん・・・」




「あ、あの、ライキさん!」




「んん?」




「ライキさんは

お仕事楽しいですか?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ