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従わない奴隷

第6章 ユウリとケーキ

「えっ」



「その・・・

いつもしている
指輪とか色々・・

かっこいいって
思ってました」




「ほ・・ほんとか?」




「はい」



マジ?マジマジマジ?

超うれしい~~~!!!



ほんとは
飛び上るほどうれしかった


でも
ちょっと
かっこつけて




「ありがとよ」




「はい」




じゃあ・・
なんで・・・


一緒に出かけたくないんだ?





「ケーキ・・・」




「ん?」




「ケーキ・・

・・食べたいです」





「あっ、あ~~~

食え食え
いっぱい好きなだけ
食え

いっぱい入ってるぜ」




「はいっ」




ユウリは
幸せそうな笑顔で
狭いキッチンへと
向かった


ケーキ・・

好きなんだな・・・





ユウリの
好きなものを

今日は2つも分かった


それだけで
なんだか

うれしい俺がいた




ひとつはケーキ


もうひとつは

お世辞かもしれないけど






俺の


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