【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第1章 嫉妬
『……ん』
目を開けると
見慣れた天井がそこにあった。
(あれ…ここは…)
ベッドから身体を起こし、
ゆっくりと辺りを見回す。
(…私の部屋だ…)
窓を見ると外はもう暗くなっていた。
「目が覚めた?月花様」
『ユーリ…』
扉が開き、ユーリが顔を覗かせる。
そしてベッドの脇まで来ると
にこっと微笑んだ。
「覚えていない?
ワイン飲んで酔って倒れちゃったんだよ。
アラン様が部屋まで運んでくれたんだ」
『アランが…?』
(そうだ…確かにあの時
アランの声がしたような気がする…)
ふと胸元に手を当てると、
倒れる前に着ていたシルクのドレスから
寝着に着替えていることに気付く。
『着替えてる……』
「うん、俺が着替えさせたの」
『え…っ』
(ユーリが…?)
目を瞬かせていると
そんな私を見下ろしながら
ユーリは続ける。
「大丈夫だよ、月花様。
着替えさせただけで、
変なことしてないからさ」
にっこり微笑むユーリに
私の顔が徐々に火照るのがわかった。
そんな私を見てくすっと笑うと
ユーリは私の方へ身体を傾け
両手で私の頬をそっと包み込むと
上目遣いで私の顔を覗きこんだ。
「もしかして…
俺に変なことして欲しかったとか?」
『……もぅ…っ!ユーリ……っ!』
全身真っ赤に染まる私を見て
ユーリはくすくす笑った。
「ごめんごめん、
月花様があんまり可愛いから
つい苛めたくなっちゃったんだ」
「でも本当に何もしてないから、
信じて」
私の頬から両手をそっと離すと
私の頭を右手で優しくポンポンと撫でた。
『……うん…』
こくりと頷き返事はしたものの、
恥ずかしさからユーリの顔を
まともに見ることが出来ず
私は俯いたまま
胸元で両手をぎゅっと握りしめた。
目を開けると
見慣れた天井がそこにあった。
(あれ…ここは…)
ベッドから身体を起こし、
ゆっくりと辺りを見回す。
(…私の部屋だ…)
窓を見ると外はもう暗くなっていた。
「目が覚めた?月花様」
『ユーリ…』
扉が開き、ユーリが顔を覗かせる。
そしてベッドの脇まで来ると
にこっと微笑んだ。
「覚えていない?
ワイン飲んで酔って倒れちゃったんだよ。
アラン様が部屋まで運んでくれたんだ」
『アランが…?』
(そうだ…確かにあの時
アランの声がしたような気がする…)
ふと胸元に手を当てると、
倒れる前に着ていたシルクのドレスから
寝着に着替えていることに気付く。
『着替えてる……』
「うん、俺が着替えさせたの」
『え…っ』
(ユーリが…?)
目を瞬かせていると
そんな私を見下ろしながら
ユーリは続ける。
「大丈夫だよ、月花様。
着替えさせただけで、
変なことしてないからさ」
にっこり微笑むユーリに
私の顔が徐々に火照るのがわかった。
そんな私を見てくすっと笑うと
ユーリは私の方へ身体を傾け
両手で私の頬をそっと包み込むと
上目遣いで私の顔を覗きこんだ。
「もしかして…
俺に変なことして欲しかったとか?」
『……もぅ…っ!ユーリ……っ!』
全身真っ赤に染まる私を見て
ユーリはくすくす笑った。
「ごめんごめん、
月花様があんまり可愛いから
つい苛めたくなっちゃったんだ」
「でも本当に何もしてないから、
信じて」
私の頬から両手をそっと離すと
私の頭を右手で優しくポンポンと撫でた。
『……うん…』
こくりと頷き返事はしたものの、
恥ずかしさからユーリの顔を
まともに見ることが出来ず
私は俯いたまま
胸元で両手をぎゅっと握りしめた。