【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第1章 嫉妬
ユーリがお茶の支度をしている間、
私は部屋から少し離れた
専用のバスルームを訪れていた。
バスタブにはられたローズの香りがするお湯にそっと足を入れる。
そのまま身体を沈めると
今日のことを思い出していた。
(…酔って倒れるなんて
プリンセス失格だよね…
たくさんの貴族の方達が来てくださって
いたのに……)
(きっとジルに叱られちゃうな…)
私の唇からため息がこぼれた。
そして、そっと目を閉じると
ユーリの姿を思い浮かべる。
(ユーリ…今日はどうしたんだろう…
なんだか…ドキドキしてしまう……)
バスタブから上がると
脱衣場で控えていたメイドさんが
タオルを持って私の元へ
近付いてきた。
脱衣場にある大きな鏡の前で
身体をさっと拭き、
素早く夜着を着せてくれる。
そして湯あみ後にいつも付けている
甘い香りの香油を渡してくれた。
私は少量の香油を手に取ると、
鏡越しに見る自分の首筋に
付けようとした。
(……?)
首筋にピンク色に染まった
痣のようなものが見える。
(……これって…)
その瞬間、
私はパーティでブラム様に
首筋を強く吸われたことを
思い出した。
『……っ』
(…キスマーク…だよね…)
首筋に付いた痣は誤魔化せないほど
くっきりと首筋に刻まれていた。
(ユーリ…
私を着替えさせたっていってたけど…
このキスマークに気付いたかな…?)
鏡の前で立ちすくんでいると、
控えていたメイドさんが心配そうに
私に声をかけてきた。
「いかがなさいました?プリンセス」
『……』
(このままじゃ部屋に戻れない……)
私はメイドさんに向かって振り返ると
口を開いた。
『あの…一つお願いがあるのですが…』
私は部屋から少し離れた
専用のバスルームを訪れていた。
バスタブにはられたローズの香りがするお湯にそっと足を入れる。
そのまま身体を沈めると
今日のことを思い出していた。
(…酔って倒れるなんて
プリンセス失格だよね…
たくさんの貴族の方達が来てくださって
いたのに……)
(きっとジルに叱られちゃうな…)
私の唇からため息がこぼれた。
そして、そっと目を閉じると
ユーリの姿を思い浮かべる。
(ユーリ…今日はどうしたんだろう…
なんだか…ドキドキしてしまう……)
バスタブから上がると
脱衣場で控えていたメイドさんが
タオルを持って私の元へ
近付いてきた。
脱衣場にある大きな鏡の前で
身体をさっと拭き、
素早く夜着を着せてくれる。
そして湯あみ後にいつも付けている
甘い香りの香油を渡してくれた。
私は少量の香油を手に取ると、
鏡越しに見る自分の首筋に
付けようとした。
(……?)
首筋にピンク色に染まった
痣のようなものが見える。
(……これって…)
その瞬間、
私はパーティでブラム様に
首筋を強く吸われたことを
思い出した。
『……っ』
(…キスマーク…だよね…)
首筋に付いた痣は誤魔化せないほど
くっきりと首筋に刻まれていた。
(ユーリ…
私を着替えさせたっていってたけど…
このキスマークに気付いたかな…?)
鏡の前で立ちすくんでいると、
控えていたメイドさんが心配そうに
私に声をかけてきた。
「いかがなさいました?プリンセス」
『……』
(このままじゃ部屋に戻れない……)
私はメイドさんに向かって振り返ると
口を開いた。
『あの…一つお願いがあるのですが…』