【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第2章 葛藤
翌朝。
ユーリの熱は下がること無く、
高熱のままだった。
様子を見にきたジルがベッドで横になる
ユーリに向かって話しかける。
「熱は相変わらず高いままですね。
余程疲れがたまっていたのでしょう」
「すみません、ジル様。
熱なんて子供のとき以来なんで
自分でも驚いちゃって」
苦笑いするユーリにジルが続ける。
「まずはゆっくり休んで下さい。
プリンセスも貴方の御世話に
一生懸命のようですし」
「……ジル様」
ふとユーリが思い出したように
ジルに声をかけた。
「なんです?」
「月花様のメイド服、
全然メイドっぽくないんですけど」
眉間にシワを寄せてジルを睨むと、
ジルは妖艶な笑みを浮かべた。
「おかしいですね。貴方好みの服を
プリンセスに渡したはずですが」
そう答えると、
ジルは部屋から出ていってしまった。
部屋に独り残されたユーリは、
ジルが出ていった扉を見つめながら呟く。
「やっぱりわざとかぁ」
(ジル様……何考えてんだろ……)
ユーリの熱は下がること無く、
高熱のままだった。
様子を見にきたジルがベッドで横になる
ユーリに向かって話しかける。
「熱は相変わらず高いままですね。
余程疲れがたまっていたのでしょう」
「すみません、ジル様。
熱なんて子供のとき以来なんで
自分でも驚いちゃって」
苦笑いするユーリにジルが続ける。
「まずはゆっくり休んで下さい。
プリンセスも貴方の御世話に
一生懸命のようですし」
「……ジル様」
ふとユーリが思い出したように
ジルに声をかけた。
「なんです?」
「月花様のメイド服、
全然メイドっぽくないんですけど」
眉間にシワを寄せてジルを睨むと、
ジルは妖艶な笑みを浮かべた。
「おかしいですね。貴方好みの服を
プリンセスに渡したはずですが」
そう答えると、
ジルは部屋から出ていってしまった。
部屋に独り残されたユーリは、
ジルが出ていった扉を見つめながら呟く。
「やっぱりわざとかぁ」
(ジル様……何考えてんだろ……)