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【夢小説】イケメン王宮 ユーリ

第2章 葛藤

月花の部屋を後にして執務室に向かうと
すでに仕事を始めているジルがいた。


「ジル様、2日間も寝込んで
すみませんでした」


部屋の中に入るとジルに向かって
ユーリは頭を下げた。


「いいえ、熱が下がって何よりです。
プリンセスの看病が良かったのですね」


口元に笑みを浮かべジルが答える。


「……そうですね」


ジルを見上げ、
ユーリもうっすらと口元を綻ばせた。


「ユーリ。病み上がりのところ申し訳ありませんが、仕事を始める前に少し話をしませんか?」


「え…?」


目を瞬かせるユーリに向かって
ジルはにこりと微笑んだ。


「次期国王候補についての話です」

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