【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第3章 告白
「……」
身体を寄せる私をユーリは黙ったまま
見下ろしているようだった。
身動きしないユーリに
私は不安を覚える。
『ユーリ…?』
(私、変なこと…言ったかな……)
ユーリから身体を離そうとすると、
ユーリの両腕が私の身体を抱きすくめた。
『っ……』
「月花様…俺、さっき言ったよね?」
『何…を…?』
「こんな薄着で抱きつかれたら、誘われてるって思うって」
『そ…れは……っ』
「せっかく我慢してたのに……」
ユーリの指が私の顎をすくいあげる。
「……もう、我慢しないよ」
ぞくりとするような声を響かせると
私へゆっくりと顔を寄せてくる。
『ユ…』
そして私の言葉を遮るように
ユーリの唇が私の唇を覆った。