【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第3章 告白
どれくらいの時間、
キスを交わしていたのだろう――
ユーリのキスから解放された私は
立っていられないくらい
足に力が入らなかった。
その場に崩れ落ちそうなのを
ユーリが両手で支えてくれる。
「……」
見上げるとうっすらと顔を赤らめる
ユーリの視線が
私に注がれているのに気付いた。
(あ……)
心臓が大きく音を立てて鳴る。
そして、
これから起こる“予感”に
私の顔もよりいっそう赤く染まっていった。
『ユーリ……』
私の身体をユーリが軽々と横抱きにする。
そしてベッドまで運ぶと
私の身体をそっと横たえた。