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【夢小説】イケメン王宮 ユーリ

第3章 告白

私の上に四つん這いになったユーリが
私をじっと見下ろす。


『……っ』


心臓が早鐘を打つように
音を立てて鳴り響いていた。


「前にも、似たようなことあったよね」


『あ……』


私はダンスパーティが行われた
夜の事を思い出した。


(あの夜、はじめてユーリに
キスされたんだよね…)


くすぐったいような感覚が
身体に走る。


「あの時は途中で止めたけど……」


ユーリの指が私の髪を優しく梳く。


「……今日は止めないよ」


ユーリの言葉に
私の身体がピクリと震えた。


(それって…やっぱり……)


言葉を詰まらせる私を見て、
ユーリは目を細め呟く。


「……怖い?」


『……ちょっと…だけ…』


顔を赤らめ静かにこたえると
そんな私を見てユーリが
優しく微笑んだ。


「素直だなぁ月花様」


ユーリは音を立てて私の額にキスすると、
こめかみ、耳、頬へと場所を変え
次々とキスを落としていった。

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