【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第3章 告白
それから数日後……
レオ「あれ?月花ちゃんは?」
執務室を訪れたレオが
一人書類に目線を落とすジルに
声を掛けた。
ジル「休憩中です。すぐ下の庭園へ
行っていますよ」
ジルの言葉を確かめるように
窓際へと近づいたレオは
庭を見下ろすとふっと笑った。
レオ「あの二人…なんか壁越えたって
感じだよね」
ジル「はい?」
レオ「月花ちゃんとユーリ。
最近雰囲気変わったと思わない?」
レオの言葉にジルも窓際へとやって来る。
目を細めて庭園を見下ろすと
月花とユーリが並んでベンチへ
腰掛ける姿が見えた。
ジル「…レオ、これから忙しくなりますよ」
レオ「え?」
ジル「プリンセスの相手が執事となれば、方々に手をまわさないといけませんので」
レオ「……あぁ、そうだね」
庭園を見つめ、
ジルとレオは優しく微笑んだ。