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ツインズ・ラブ

第12章  解決策と対応(Side葉月)

 その動作に思わず、いらっとしてしまう。
 弟じゃ嫌だ。
 ダメなんだよ、司。
 司の特別な人になりたい。
 その思いが俺の理性を吹き飛ばす。衝動的に司の顔を上に向かせ、強引に口づける。
 一瞬のことで、司には、抵抗する間もなかったはずだ。
 驚いたように、身体を硬直させた司の口の中に舌を入れた。司の舌を追ったり、舌で歯をなぞったりしながら、司の唇を奪う。
 最初は抵抗していた司も次第に腕の力が抜け、俺に身をあずけてきた。
 感じてくれている・・・。
 つかさ・・・。
 その事実が嬉しくて、角度を変えながら何度も口づけをする。
 くちゅ・・・、くちゃ・・・。
 舌が絡む音。唾液が2人の口元から伝い、司の首筋を流れた。

 数分後、口を離したときには、完全に司は脱力して、俺に寄りかかっていた。
 腕のなかで、はぁはぁっと荒い息を繰り返す司が愛おしい。

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