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ツインズ・ラブ

第13章  LikeとLoveの境目(Side司)

 次の日。
 朝の目覚めは快適だった。久しぶりによく眠れた気がする。
 部屋の明かりを付けて、時計を見ると時計の針はすでに朝7時を指していた。
 起きるか・・・。
 あれ、葉月は?
 部屋の中には見当たらない。
 そう思っていると、バスルームのドアが開いて、髪を濡らしたままの葉月が中ならでてきた。
 既に服装は制服に着替えており、バスタオルで髪を拭きながら歩いてくる。
 気のせいかも知れないけど、葉月、疲れている?
「おはよ、葉月」
「ああ、おはよう」
 あくびをしそうな勢いだ。
「よく眠れたか?」
「うん」
「そうか」
「??????」
 一緒の部屋で寝ていたはずなのに、わざわざそんなこと聞くの?
 その疑問が顔に浮かんでいたのだろう。葉月は悪戯っ子のように、意地悪く微笑んで、
「覚えてない?司、昨日は俺の腕の中で眠ったんだよ」
 といった。

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