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ツインズ・ラブ

第13章  LikeとLoveの境目(Side司)

 その後の母さんは、そのことについて話そうとしなかった。
 その代わり、学校で誰と仲が良いかだの、神田君とは仲良くなったかだの、今年の文化祭は何をするかだの・・・・。いろいろなことを聞かれた。


 2時間後。
 僕は久しぶりに実家へと帰ってきた。高級住宅地の中にある一軒家。それが僕の実家だ。
 普段は、僕たちの叔父さん(母の弟)である佐倉義人(さくら よしひと)さんが1人で暮らしている。
「ただいま」
 そう言って家のリビングに入ると、すでに葉月はリビングでくつろいでいた。
「お帰り、司」
 僕を見つけた葉月がそう言って、出迎えてくれる。
「お帰り!つかさ!」
 ひときわ大きな声で僕を迎えてくれたのは、他ならぬ父さんだ。
「会いたかったよ、司」
 父さんは、そのままの勢いで僕に抱きついた。
  

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